小御門神社は西を向いています

2015-04-04

神社の本殿の方角は基本的には南を向いています。次に多いのは東向きです。この理由は「天子南面す」という古い故実にあります。天子とは皇帝、この場合は天皇のことです。そのため、天皇から見て「左」が太陽が昇る東となり、上位とされています。左大臣と右大臣は左大臣の方が位が上です。神棚の向きを南向き、もしくは東向きに祀るのもこのためです。

それはさておき、ではなぜ小御門神社の社殿は西向きなのでしょう。それは小御門神社の故実にあります。御祭神の藤原師賢公は京の公家出身でした。下総国(現在の千葉県北部)に下ってからは、古巣の京の都を懐かしく想われ、多くの歌を残されております。そのため、小御門神社は西の方角、京都を向いているのだと言われております。

他にも鹿島神宮などは、本殿が北向きに建てられています。武神の霊力を蝦夷の住む東北地方に及ぼすためと言われています。鹿島神宮は、古代の東北征伐の軍事上・交通上の要所であったと言われます。

南・東以外を向いている神社にはその由緒があるかもしれないので、調べてみると面白いかもしれません。

komikado_nishi