祭りは平和の象徴

2018-03-03

近年、神宮の第62回の式年遷宮が行われました。テレビでもよく紹介していたので、ご存知かと思います。式年遷宮とは、神宮の本殿を20年に1度新しく建て替えるものでありました。テレビでは1300年もの間途切れず行われてきたとよく伝えていましたが、実はそれは正確ではありません。途切れてしまった期間があります。それは、1400年代応仁の乱以降の戦国時代です。ある意味では国家事業でしたので、戦乱で疲弊した国力では、とてもじゃないけれど式年遷宮の費用を捻出できないという事情がありました。それが再興されたのは、豊臣秀吉が天下統一をした120年後になります。また、戦時中でも途切れた訳ではありませんが、20年より遅れての実行になったことがあります。式年遷宮は国が乱れた時には行うことができない、逆に言えば、式年遷宮を行うことができるのは、この国が平和であり安泰だからこそであり、そのため式年遷宮は平和の象徴だと考えられてきました。

そして、地域の個々のお祭りもそれと同じで、式年遷宮の縮小版であります。これまで無事に一年間過ごせたことを神様に感謝を申し上げ、これから一年またよろしくお願いしますと祈願します。これまでと同じようにお祭りができるということは、地域が平和で安寧だった証となります。